野の花観察日記

野の花の写真

山里の春に咲く イカリソウ

 

イカリソウ(碇草)

花の形が船の錨に似ている事からイカリソウという和名がついた。

林道脇や、登山道などでよく見かける。今日は良い天気、不要不急の外出は駄目なのに毎日のウオーキングは欠かせない。誰にも会わない所に車で移動。邪魔にならない所に駐車して歩こう!歩いて行くときれいな花が咲いている。

ピンクのイカリソウが目に留まった。がれ場をよじ登って撮影開始。

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しばらく行くとシロバナが。

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この2つは常盤イカリソウという碇草

その他にバイカイカリソウ(梅花碇草)と言うのがある。

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梅花 梅の花の形をしているから。

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葉の大きい オオバイカイカリソウ(大梅花碇草)というのもある。

この交雑種はスズフリイカリソウ(鈴振碇草)と言われていて、色々な形、色で美しい花を咲かせる。中国地方の盆地の山沿いを歩くと小振りでかわいいイカリソウに出会うことが多い。

スズフリイカリソウ(鈴振碇草)

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赤とピンクが混じっている。

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薄いピンク。

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透き通るような紫がきれいすぎる。

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逆光に透かしたら絹のスカーフの色になる。

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純白も。

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おしゃれ!!

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赤もある。

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それぞれ違う。

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きりが無くなってしまう程色々あるので撮影に何時間もかかる。

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この日は風が強くてよく揺れたので風の無い日にもう1回行けたらと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

山里の春

毎日テレビを点けると暗いニュースが流れる。

山里の桜は満開。訪れる人もなく満開の桜が散り始める。

一人で山里の春を謳歌するのも悪くない。

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この美しいトンネルも独り占め。

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田んぼももう田植え支度

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初めて見た人たった1人

 

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山桜も美しい。

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子供のいない校庭にも桜が咲いた。

 

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鯉のぼりも久しぶりに見たような気がした。

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なんという美しい日本。車で走れば山里の美しい風景がある。

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一句読めない。見たままの感動をどうやって表せばいいのか。

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わき見運転で見つけた。行き過ぎてバックしてもう1回戻って来たくなる風景があった。

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戻ってきたらおじさんが肥料を蒔きよりんさった。

「この風景、あんたで4人目じゃ」。と言うちゃった。

 

 

 

 

散歩道に咲くスミレ アカフタチツボスミレ

アカフタチツボスミレ(赤班立壺菫)

葉脈に沿って紅紫色の斑が入るタイプのタチツボスミレで、草地や林縁で大群落を作っている。花は普通のタチツボスミレに比べると大きい。

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花の形はナガバノタチツボスミレとよく似ている。

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画面いっぱいに花を撮りたいのに広角を持っていなかったのでこれが目いっぱいだった。

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こうなったら、近いところにピントを合わせるしかない。

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桜咲く春の風景とアカフタチツボスミレを狙ったがまだまだ・・・下手。

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これからは春本番4月の花を探しに行こう。

 

 

 

 

 

散歩道に咲くスミレ ナガバノタチツボスミレ

ナガバノタチツボスミレ(長葉立壺菫)

和名の通り葉の形が長いスミレなのに、短くて丸いのが混じっているものもある。我が家の近辺でコスミレと並んで一番早く咲きだして、5月まで咲いている元気の良いスミレだ。山際や林縁には大抵の所に咲いている。

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大群落で咲くスミレなので、あまり珍しくないが花はそれなりに美しい。

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色も白くて薄いピンクから、青色のものまで色々ある。ので見飽きることなく覗き込んでしまう。

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どっちが美人なのか?

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シロバナかなと思ったら微妙にピンク色をしている。

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大きな長葉の純白なシロバナもある。

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白がきれいなので見とれてしまう。

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葉も花もびっくりするぐらい大きいのが咲いていた。

 

 

 

 

 

 

散歩道に咲くスミレ タチツボスミレ

タチツボスミレ(立壺菫)

このタチツボスミレというスミレは事細かく分類が進んでいて、○○タチツボスミレ、〇Xタチツボスミレ・・・色々ある。そこら中に咲くタチツボスミレの仲間やそれの交雑種が多いので、次から次に新しい名前が出て来るからついて行けそうにももなくなる。それなのに懲りることなく自分の散歩テリトリーを調べて見たくなる昨今。

本家タチツボスミレとはどれ?

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山際の草地に咲く。

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日当たりの良い岩の間に咲く。

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コケの間から顔を出す。

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今の時期散歩道の山際でよく見かけるのがタチツボスミレ

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色も少しではあるが変化が多い。

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分類がややこしい中でも、解りやすい仲間もこの付近にはたくさん咲いている。

 

 

 

散歩道に咲くスミレ アオイスミレ

アオイスミレ(葵菫)

春一番に見たスミレだった。2月末から今頃まで咲いている。

小さくて地味なスミレなので気が付かないで通り過ぎてしまいがちなスミレだ。葉が葵の形をしている。マクロで覗くとそれなりに可愛らしい顔をしている。よく見たらウサギの顔にも見える。

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日当たりの良い所には纏まって咲いていた。

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色は薄い紫や白っぽいのもある。あまりに小さいので顔を見るのがしわい。

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車道脇で粘っていたらめったに来ないトラックに・・・雨水を跳ねられた。

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両手いっぱい伸ばして石垣の上に咲いたのを狙ってみた。

なんだかスミレに笑われているような気がした。

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トラックが行ったので、入って来た日差しを当てにして透かしを撮ろうとしつこく戻って来たのだが。

 

 

 

 

 

散歩道に咲くスミレ ヘイリンジスミレ

ヘイリンジスミレ(平林寺菫)

平林寺というお寺で発見されたのでヘイリンジスミレと言う名のスミレがある。いがりまさしさんの日本のスミレで見た事があった。

いつもの土手に毎年、スミレとヒメスミレがいっぱい咲いている。

ヘイリンジスミレはこのスミレとヒメスミレが交雑したスミレだった。

いがりさんの図鑑持参でスミレを観察したら、まさに交雑のヘイリンジだったと思えた。スミレでもなくヒメスミレでもなく近くにあるノジスミレでもない。

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晴れた日の午後だった。葉裏が紫色を帯びているのもある。

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田んぼのあぜ道なので草刈りのおじさんはやって来ない。

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見えているガードレールの向こうがおじさんの実家だ。

ここは平林寺ではない。

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よくわからないのでスミレばかり追っかける先輩に写真を送った。

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この写真の葉が一番それの特徴が出ていると言われた。

広島市安佐北区のヘイリンジスミレ。